フライトは好調、毎度落ちるんじゃないかと

フライトが遅れ、と言っても20分もないくらいだが、飛行機内での退屈な時間が延びた。眠くないわけでもないが、3時間のフライトの間ずっと眠れるほどではなかった。また、私が座るのは機体左側、三席あるうちの通路側で、窓側には隣2人が歳若い姉妹であったから、お手洗い大丈夫だろうか、とか、席変わってほしがらないだろうかとか、色々と思って少し機微を伺いながらのフライトだった。何もなかったが、キャビンアテンダントがお手洗い大丈夫かを聞いていた。仕事人だ。

またもや眠れなくて夜に文章を書いている。こういった夜たちは昼過ぎに軽く寝ているのなら、受け容れるべきか。ただまぁ、夜に眠れると良いなと思い続けている。

 

数十分くらいフライト中に眠っていた。心地よく眠れる椅子では無いからすぐ起きるのだが、暇なフライトが少しでも短く感じれるのはうれしい。絵を描こうとも思ったが、やはり後ろの視線が未知の中で絵を描くことは難しい。

寝ていたから眠れないのか。そうは言っても明日は早起きで銀行や市役所に行かねばならない。難儀だ。まぁそれらの行為は大して苦しくないのでできるが、明日の自分が少しでも苦しくなくスムーズに起きたり出掛けられたら良い。

 

フライト終わり、着陸のために飛行機がどんどんと降下していき、気圧が変わる度合いに応じて耳が痛くなる。前回ダイビングのアクティビティに行った時に、耳を負傷したことを思い出す。新人ガイドによる案内の不足、体力不足、耳抜きの適正の低さ等から耳が痛すぎて、もし無理に深くまで潜れば死ぬ気がしてアクティビティに含まれていた2度目のダイビングを途中で終えて船に上がったんだった。どうでもいい記憶だが、船上は不安定で海の匂いがずっとしていて、べつにそれは思い出深くもなく、ただべとついて日陰で横になりたかった。降下中痛い耳と共にそれを思い出した。耳抜きをすると鼓膜が傷ついた音がした。

すごく不愉快だ。衛生的には良いことだが機内は換気され続けていて、私の鼻と喉は乾燥し鼻炎が加速するし、耳はずっとつんざくように痛い。痛みの周期が高みに触れる度にじんわりと涙がにじむ。帰宅してから賭けのごとく耳抜きをしたり、鼻をかんだり、耳点滴をしたりしてようやく落ち着いてきた。そんなこんなで3時になってしまった。

 

本当はもっとすることが有るし、書くべきこともある。さきほど落書きをして、もっとダイナミックな絵を描きたいと思った。またそれについて計画と練習をしよう。いずれにしても旅から帰って一度いろいろな事をリセットするために寝たいのだが、体はそうじゃないみたいだ。

何かを考えたい、が、ボーっとしていて、うっすらと空腹な気もしていて、眠気が無いわけでもない。諦めて適当に時間を過ごすことを許そう。